間(はざま)家は、天下分け目の大戦「関ヶ原の戦い」の翌年である慶長6年(西暦1601年)に中津川の地に移り住みました。酒造りを始めたのは、江戸中期。創業者や現在の地にて酒造りを始めた経緯は文献が残っておらず詳細は不明。創業時は志水屋という屋号でした。現在のはざま酒造という屋号になったのが明治25年(1892年)。中津川宿の街道沿いに蔵を構え、中山道を行き交う多くの旅人に愛され、磨かれながら、 220年以上にわたって、酒造りを続けてきました。
また、蔵元である間(はざま)家は酒造りだけでなく1600年代から代々この地で塩、味噌、油、馬具、薬などを扱う大きな商家でした。江戸時代には、徳川御三家のひとつである尾張徳川藩から丸八の商標の使用を許されるほどでした。
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はざま酒造が蔵を構える岐阜県中津川の市街地を見守るようにして恵那山(えなさん)が屹立しています。恵那山は、中央アルプスの最南端の標高2,191 mの山で、日本百名山及び新・花の百名山に選定されています。 |
古くは、東山道、中山道、飛騨街道などの交通の要衝として栄え、中核工業団地の完成により企業も多数立地し、商工業都市として成長してきた地域です。一方、豊かで広大な森林から産出される東濃桧を代表として、優れた農産物などを産出する農林業も盛んな地域でもあります。栗の名産地であることから、栗きんとんが有名で、今や全国で生産されている栗きんとん発祥の地と言われています。2027年には、リニア中央新幹線の駅が出来る予定です。
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はざま酒造で醸す日本酒は、「米」「水」「麹」の3つだけで造る純米酒のみ。冷蔵設備を導入した貯蔵庫で低温長期発酵させることで、お米の甘みや旨みがありつつ、すっきりした日本酒を造っています。歴史と伝統を守りながらも、新たな挑戦を続けていきます。 酒はできるものではなく、造るもの。 「中津川から世界へ。お酒を楽しむすべての方に」 日本の誇りであるような蔵元を目指します。 |
蔵の南東にそびえる霊山“恵那山”の伏流水を仕込み水に使用しています。はざま酒造で造っている日本酒「恵那山」は、その清らかな水のごとく澄んだ酒を目指して名づけました。 |
日本酒の成分の実に80%は水。昔から、良い水が豊富に出るところに酒蔵がありました。うまい水は、うまい酒を造ります。 はざま酒造では、正面にそびえる恵那山の伏流水を敷地内の井戸から組み上げて使用しています。恵那山に降り積もった雨雪が、長い時間をかけて地中に染み込み磨かれてできたこの水は、高度23〜25度の超軟水。この水で醸した酒は、水と同じくやわらかい味わいになります。 |
「恵那山」に使っている酒米は、山田錦と岐阜県産ひだほまれ。 山田錦は酒米の王と呼ばれる品種で、薫り高く味わいのバランスに優れた日本酒に仕上がります。ひだほまれは、岐阜県を代表する酒造好適米で、大粒で、タンパク質が少なく心白の発現率が高いため、優雅な味わいのお酒を作ることができます。 はざま酒造では、銘酒を産む山田錦と、地元岐阜の味を大切にしたひだほまれを厳選し、どこに出しても自慢できる酒造りを心がけています。 |
文字の下には水墨画の恵那山を置き、神話の時代の「神が降りた山」を表現しました。また、裏ラベルには恵那神社の宮司から拝領した詩が書かれています。漢数字の八の下に点が付いた印は、江戸時代に使用していた、尾張徳川藩から認められた商標を再現したものです。 |
恵那山 純米酒 |
恵那山 純米吟醸酒 |
恵那山 純米吟醸 ひだほまれ |
恵那山 純米大吟醸 |
IWC SAKE 2016 シルバーメダル 2017 ブロンズメダル 2019 シルバーメダル |
IWC SAKE 2016 シルバーメダル 2018 シルバーメダル 2019 ブロンズメダル |
IWC SAKE 2018 ブロンズメダル 2019 シルバーメダル |
IWC SAKE 2018 シルバーメダル 2019 ブロンズメダル |
岐阜県新酒鑑評会 平成30年 連合会長賞 平成31年 連合会長賞 令和2年 岐阜県知事賞(首位) 連合会長賞 |
岐阜県新酒鑑評会 平成30年 岐阜県知事賞(首位) 連合会長賞 平成31年 連合会長賞 令和2年 連合会長賞 |
はざま酒造株式会社岐阜県中津川市本町4丁目1番51号
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